みなさん、こんにちは。今回も平成31(2019)年2月26日に行われた平成30年度第54回理学療法士国家試験午後の問題を解いていきましょう。
目次
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第54回理学療法士国家試験午後問題28
午後 問題28問目
若年者と比較した高齢者の歩行で正しいのはどれか。
1.歩隔は狭くなる。
2.歩幅は大きくなる。
3.腕の振りは減少する。
4.両脚支持期は短くなる。
5.遊脚相における足尖と床面との距離は大きくなる。
問題28 解説
この問題は、簡単な問題であると思います。落ち着いて考えれば解ける問題となっています。一つ一つ見ていきましょう。
1の歩隔は狭くなるは、高齢者はバランスをとるためにワイドベースになると思われます。そのためこの設問は不正解です。
2の歩幅は大きくなるは、高齢者は歩幅が小さくなるため、この問題の不正解です。
3の腕の振りは減少するは、この問題の正解です。
4の両脚支持期は短くなるは、高齢者はバランス能力が減少するため出来るだけバランスを安定して取りたいと思われます。そのため、両足での支持期を長くとると思われます。この問題の不正解です。
5の遊脚相における足尖と床面との距離は大きくなるは、高齢者は足尖と床面との距離が小さいため転びやすくなってしまいます。この問題の不正解です。
正解は3の腕の振りが腕の振りが減少するです。
この問題はPTの学生さんではなくても冷静に判断すれば解ける問題ですのでぜひ取っておきたい問題であると思われます。
それではまた一緒に勉強していきましょう。
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