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理学療法士国家試験問題を理学療法士と一緒に解いてみよう其の23 失行の検査

みなさん、こんにちは。今回も平成31(2019)年2月26日に行われた平成30年度第54回理学療法士国家試験午前の問題を解いていきましょう。

 

目次

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第54回理学療法士国家試験午前問題84

 

午前84問目

失行の検査でないのはどれか。

1.お茶を入れてもらう。

2.金槌で釘を打ってもらう。

3.日常物品の名前を答えてもらう。

4.「おいでおいで」の動作をしてもらう。

5.歯ブラシを持ったつもりで歯を磨くまねをしてもらう。

 

午前 84問目 解説

この問題は、正解したい問題ですね。設問をよく読んでいくと一つだけ仲間はずれな設問があると思います。では、失行について見ていきましょう。

 

失行とは

失行とは運動可能であるにもかかわらず合目的な運動が出来ない状態である。高次脳機能障害の一つである。

 

観念失行とは

物品を使用して一連の動作の手順をうまくできない。例えば、お茶をいれるときに湯呑に茶葉をいれてしまったりする。

 

観念運動失行とは

目的に沿った行為ができない。例えば、バイバイや敬礼ができない。

 

肢節運動失行とは

麻痺や感覚障害がないが、手先を使うことが出来ない。小さいものをうまくつかめなかったりする。

 

着衣失行とは

服を着ることが出来ない。裏表や上下左右を間違えてしまう。

 

構成失行とは

形を書いたりすることが出来ない。

 

左手の観念運動失行とは

左手を使うことが出来ない。

 

拮抗性失行とは

左右両手を協調させて使うことが出来ない。

 

では、設問を見ていきましょう。

 


1のお茶を入れてもらうは、失行の検査です。観念失行の検査のため、この問題では不正解です。

 

2の金槌で釘を打ってもらうは、失行の検査です。観念失行の検査のため、この問題では不正解です。

 

3の日常物品の名前を答えてもらうは、認知機能(物忘れ)の検査という印象です。失行の検査ではないためこの問題の正解となります。

 

4の「おいでおいで」の動作をしてもらうは、失行の検査です。観念運動失行の検査のため、この問題では不正解です。

 

5の歯ブラシを持ったつもりで歯を磨くまねをしてもらうは、失行の検査です。観念運動失行の検査のため、この問題では不正解です。

 

今回の問題は少し易しい問題という印象です。では、次回も問題を解いていきましょう。

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