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理学療法士国家試験問題を理学療法士と一緒に解いてみよう其の22 心理社会的発達理論

みなさん、こんにちは。今回も平成31(2019)年2月26日に行われた平成30年度第54回理学療法士国家試験午前の問題を解いていきましょう。

 

目次

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平成30年度第54回理学療法士国家試験午前79問目

 

午前79問目

ライフステージにおける成人期後期(50~60歳ころ)の特徴で適切なのはどれか。

1.親しい人の死を経験し、自分の死についても受容的になる。

2.心理社会的な猶予期間(モラトリアム)といえる時期である。

3.仕事や家庭を持つようになり、社会人としての成長をみせる。

4.経験の蓄積により判断力は向上を続けるが記憶力は低下を示す。

5.社会的役割の減少や身体的不自由など多くの喪失体験がみられる。

 

午前 79問目 解説

この問題も、難しい問題ですね。心理学の問題ですね。エリクソンの心理社会的発達理論の発達段階を見ていきましょう。

 

エリクソンの発達段階とは

エリクソンは人の発達を8段階に区分しました。

 

乳児期 出生~2歳(基本的信頼 対 不信)他人と深い人間関係を築くための基礎となる時期です。

 

幼児期前期 2~4歳(自律性 対 恥と疑惑)自分の意志で行動できるようになる時期です。

 

幼児期後期 4~6歳(自主性 対 罪悪感)周りの人に合わせたりすることが出来る時期です。

 

学童期 6~12歳(勤勉性 対 劣等感)学校等の集団生活に適応したりする時期です。

 

青年期 12~22歳(同一性 対 同一性拡散)男らしさや女らしさ自分が何になりたいか関心がある時期です。

 

成人期 22~40歳(親密性 対 孤独)就職して結婚するまでの時期です。

 

壮年期、成人期後期 40~64歳(世代性 対 停滞性)結婚して子育てし親となり過ごす時期です。

 

老年期 65歳以降(自己統合 対 絶望)子育てが終わり退職して余生を過ごす時期です。

 

モラトリアムとは

人が1人前の大人として社会に出る前の社会的な責任や義務を果たすことを猶予されている期間をいいます。

 

 

それでは、設問を見ていきましょう。


1の親しい人の死を経験し、自分の死についても受容的になるは、老年期と考えられるためこの問題の不正解です。

 

2の心理社会的な猶予期間(モラトリアム)といえる時期であるは、青年期と考えられるためこの問題の不正解です。

 

3の仕事や家庭を持つようになり、社会人としての成長をみせるは、成人期と考えられるためこの問題の不正解です。

 

4の経験の蓄積により判断力は向上を続けるが記憶力は低下を示すは、成人期後期と考えられるためこの問題の正解です。

 

5の社会的役割の減少や身体的不自由など多くの喪失体験がみられるは、老年期と考えられるためこの問題の不正解です。

 

正解は、4です。

 

この問題も難しい問題でした。心理学の問題でした。では、次回も問題を解いていきましょう。

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