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理学療法士国家試験問題を理学療法士と一緒に解いてみよう其の⑦ バランス検査

こんばんは、今回も平成31年(2019)年2月24日第54回理学療法士国家試験午前の問題を解いていきましょう。ゴールデンウイークも残り少なくなってきました。休みのうちに勉強がんばりましょう。

 

目次

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第54回理学療法士国家試験 午前 26問目

午前 26問目

6か月前と比べてバランス機能の低下を示すのはどれか。

1.FBS 6か月前47点 現在33点

2.TUG 6か月前25秒 現在9秒

3.10m歩行時間 6か月前45秒 現在12秒

4.片脚立位時間 6か月前10秒 現在55秒

5.Functional Reach Test 6か月前6㎝ 現在20㎝

 

午前 26問目 解説

この問題は、色々な種類の検査についての知識があるかどうかを問われています。ただ今回はバランス機能の低下と問題にあるので、バランス機能のテストが分かれば答えやすい問題となっています。それでは一つ一つ見ていきましょう。

 

FBS

FBSは、Functional Balance Scale。BBS、Berg Balance Scaleとも呼ばれる。転倒のリスクを調べるバランス検査である。14個の項目につき0~4点の5段階で評価し、合計点を算出する。56点満点。座位や立位での姿勢保持、立ち上がり動作、片脚立ち、移乗動作、方向転換などの評価がある。判定基準は合計点が45点以下では転倒のリスクが高いとされる。

 

TUGテスト

TUGは、Timed up &Go Test。TUGテストは、歩行能力や動的バランス、敏捷性などを判断するテスト。評価の方法は、椅子に深く座り、ひじ掛けに手を置いた状態か膝に手を置いた状態でスタートし、3m前方の目印(コーン)を折り返し、スタートの椅子に腰かける(スタートの姿勢)までの時間を測定する。カットオフ値は13.5秒以上であると転倒リスクが予測され、30秒以上であると起居動作や日常生活動作に介助を要するとされる。通常の歩行速度と最大の歩行速度(走ってはいけない)の2回測定し、小さい値を記録とする。コーンの折り返しの方向はどちらでもよい。

 

10m歩行テスト

10m歩行時間(10m歩行テスト)は、歩行速度を評価することを目的に行います。歩行に介助を要する方は対象外となります。歩行開始から3m歩行した時点から計測します。計測地点から10m歩行地点までの時間を計測します。患者様は10m歩行地点で止まらずにそのまま3m程度歩行し終了となります。つまり、歩行中の速度の計測となります。普段歩いている歩行速度と最大努力の歩行速度のどちらでも評価可能です。どちらかを評価用紙に記入します。

 

片脚立位テスト

片脚立位テストは、片脚立ちで保っていられる時間を測定するバランステストです。閉眼片脚立ちと開眼片脚立ちがあります。片脚立位テストの測定方法は両手を腰に当て、片脚を5㎝程度上げた状態で測定する。上げた足が床についたとき、支持している足がずれたとき、腰から手が離れたとき、上げた足が反対の足に触れたときのいずれかで測定終了となります。左右2回測定し、良い方が記録となります。片脚立位テストでのカットオフ値は開眼片脚立ちでは15秒未満で運動器不安定症のリスクが高まります。閉眼片脚立ちでは5秒以下、開眼片脚立ちでは20秒以下で転倒のリスクが高まるとされています。

 

Functional Reach Test

Functional Reach Testはバランスの評価。ファンクショナルリーチテストの測定方法は、足を肩幅に揃えて、腕を肩関節屈曲90°にします。手の中指の位置をスタート地点とします。体幹を屈曲し、足を前に出さずに最大限にリーチを伸ばした中指の届いた距離を測定します。3回テストを行い、最後の2回の平均値を求めます。カットオフ値は、虚弱高齢者は18.5㎝未満は転倒リスクが高いとされ、脳卒中片麻痺患者様の場合は、15㎝未満で転倒リスクが高いとされ、パーキンソン病患者様の場合は、31.75㎝未満で転倒リスクが高いとされています。


1のFBSは、この問題では、6か月前が47点で、現在は33点と点数が減ってしまっているのでバランス機能の低下が考えられる。つまり、この問題の正解となる。

 

2のTUGは、この問題では、6か月前が25秒、現在は9秒と非常に結果が向上しています。つまりこの問題の不正解となります。

 

3の10m歩行時間(10m歩行テスト)は、この問題では、6か月前は45秒でしたが、現在は12秒と良い結果となっています。つまりこの問題の不正解となります。

 

4の片脚立位時間(片脚立位テスト)は、この問題では、6か月前は10秒でしたが、現在は55秒と良い結果となっています。つまりこの問題の不正解となります。

 

5のFunctional Reach Testは、この問題では、6か月前が6㎝で、現在は20㎝と非常に結果が向上しています。バランス機能の向上がみられています。つまりこの問題の不正解となります。

 

では、次回も勉強に取り組みましょう。

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