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理学療法士国家試験問題を理学療法士と一緒に解いてみよう其の⑤ 認知症 前腕の骨折 疲労骨折 整形外科テスト

こんにちは。2019年5月1日の今日から平成から元号も変わり令和となりました。今回も平成最後の理学療法士国家試験であった平成31年(2019)年2月24日(日)第54回理学療法士国家試験問題を解いてみよう。

 

目次 

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第54回理学療法士国家試験 午前 27問目

午前27問目

認知症の原因になりにくい疾患はどれか。

 

1.葉酸欠乏症

2.正常圧水頭症

3.慢性硬膜下血腫

4.甲状腺機能亢進症

5.ビタミンB12欠乏症

 

午前 27問目 解説

この問題も難しいですね。同じような問題を国家試験で見た覚えがあるので押さえておきましょう。


1の葉酸欠乏症は、ビタミン欠乏症でビタミンB1、ビタミンB12、葉酸等のビタミン欠乏によるもの。認知症の原因になり得ると考えられる。つまりこの問いでは不正解。

 

2の正常圧水頭症は、脳そのものが障害される疾患のため、認知症の原因になり得ると考えられる。つまりこの問いでは不正解。

 

3の慢性硬膜下血腫は、脳そのものが障害される疾患のため、認知症の原因になり得ると考えられる。つまりこの問いでは不正解。

 

4の甲状腺機能亢進症は、認知症の原因になりにくい疾患。つまりこの問いの正解。逆に、甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンが低下して認知症症状が出ることがあります。

 

5のビタミンB12欠乏症は、代謝・栄養障害のビタミン欠乏症でビタミンB1、ビタミンB12、葉酸等のビタミン欠乏によるもの。認知症の原因になり得ると考えられる。つまりこの問いでは不正解。

 

では、続いての問題です。

 

第54回理学療法士国家試験 午前 31問目 

午前31問目

尺骨骨幹部骨折と橈骨小頭の脱臼を生じるのはどれか。

1.Barton骨折

2.Colles骨折

3.Galeazzi骨折

4.Monteggia骨折

5.Smith骨折

 

午前 31問目 解説

この問題は、覚えていないと答えられない問題ですね。前腕の骨折の理解を問う問題です。

 


1のBarton(バートン)骨折は、橈骨遠位端骨折。関節面を含む骨片とともに手根骨がずれたもの。つまりこの問題では不正解。

 

2のColles(コーレス、コリーズ)骨折は、橈骨遠位端骨折。転倒して手のひらをついたときに手関節の背屈が強制され骨片が手の甲側にずれます。つまりこの問題では不正解。

 

3のGaleazzi(ガレアッチ)骨折は、橈骨骨幹部の骨折と遠位橈尺関節の脱臼の合併。つまりこの問題では不正解。

 

4のMonteggia(モンテジア)骨折は、尺骨骨幹部骨折と橈骨小頭の脱臼を合併したもの。手をついて転倒し、前腕の回内力が強い時に、生じやすい骨折です。つまりこの問題では正解。

 

5のSmith(スミス)骨折は、橈骨遠位端骨折。手の甲をついて受傷したときに、手根骨や橈骨遠位骨片は掌側へずれます。つまりこの問題では不正解。

 

この問題を通して覚えておきたいのが、橈骨遠位端骨折の骨片が手の甲側にずれるのがColles(コーレス、コリーズ)骨折。骨片が掌側へずれるのがSmith(スミス)骨折。

 

では、次の問題に行きましょう。

 

第54回理学療法士国家試験 午前 32問目

午前32問目

疲労骨折が最も多いのはどれか。

 

1.脛骨

2.骨盤

3.中足骨

4.腓骨

5.腰椎

 

午前 32問目 解説

この問題も難しいですね。と言いますのも選択肢のそれぞれが好発部位といえるのでその中でどの骨が一番疲労骨折しやすいかという問題です。

 


1の脛骨は、急激な一瞬の外力によって発生する通常の骨折とは異なり、運動などによって骨の局所に繰り返し負荷が加わって発生する骨折です。スポーツ選手に多いです。疲労骨折で最も多いとは言えないため、この問題では不正解。

 

2の骨盤は、恥骨下枝・坐骨の疲労骨折があります。長時間のランニングやマラソンなどによる骨盤への繰り返しのストレスにより生じます。疲労骨折で最も多いとは言えないため、この問題では不正解。

 

3の中足骨は、第5中足骨疲労骨折は「Jones骨折」と呼ばれ、繰り返し発症しやすい。サッカー、バスケットボール、ラグビーなどのスポーツ選手に発生しやすい。疲労骨折で最も多いとは言えないため、この問題では不正解。

 

4の腓骨は、脛骨とは違い、体重の荷重を受けないため、比較的治りやすい骨折です。下腿では脛骨の疲労骨折の方が発生頻度が高いといわれています。疲労骨折で最も多いとは言えないため、この問題では不正解。

 

5の腰椎は、腰椎分離症など、スポーツでは腰を伸ばしたり捻ったりすることで機械的なストレスを集中させ、そこに骨吸収が起こることで分離症が始まります。腰椎の疲労骨折が最も多いため、つまりこの問題の正解。

 

では、次の問題です。

 

第54回理学療法士国家試験 午前 33問目

午前33問目

上腕二頭筋腱炎で陽性所見を呈する検査はどれか。

1.Adsonテスト

2.Apleyテスト

3.Finkelsteinテスト

4.Kempテスト

5.Yergasonテスト

 

午前 33問目 解説


1のAdson(アドソン)テストは、胸郭出口症候群の斜角筋症候群の判定を行うテスト。つまりこの問題では不正解。

 

2のApley(アプリー)テストは、半月板損傷の存在を確認するテスト。つまりこの問題では不正解。

 

3のFinkelstein(フィンケルシュタイン)テストは前腕から手関節のドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)のテスト。つまりこの問題では不正解。

 

4のKemp(ケンプ)テストは、椎間板の損傷などを調べるテスト。つまりこの問題では不正解。

 

5のYergason(ヤーガソン)テストは、上腕二頭筋を等尺性収縮させ、上腕二頭筋長頭腱の腱鞘炎をテストする。つまりこの問題の正解。

 

今回も難しい問題が多かったですね。次回も一緒に勉強頑張ろう。

 

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