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理学療法士国家試験問題を理学療法士と一緒に解いてみよう其の③ 廃用症候群 フレイル 努力性呼気 パーキンソン病

こんにちは。今回も、平成31年(2019)年2月24日(日)第54回理学療法士国家試験問題を解いてみよう。最初に午前の問題49を見てみよう。

 

目次

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第54回理学療法士国家試験 午前 49問目 

午前49問目

廃用症候群で正しいのはどれか。

1.加齢による影響は少ない。

2.二次性サルコペニアを認める。

3.筋委縮は上肢に強くみられる。

4.進行しても摂食嚥下機能は保たれる。

5.高齢者では高アルブミン血症を認める。

 

午前 49問目 解説

この問題は廃用症候群についての知識を確認する問題。

 

1.の加齢による影響は少ないは、廃用症候群は生活不活発病とも呼ばれるように高齢者に多く、高齢者のほうが筋の萎縮なども若者と比較して早いことから加齢による影響は多いと考えられるね。つまり正しくない。

 

2.の二次性サルコペニアとは、寝たきり、不活発な生活スタイル、無重力状態が原因となり得るもの。と廃用症候群として正しい。つまり正解。

 

3.の筋委縮は上肢に強くみられる。は高齢者では2週間の床上安静でさえ下肢の筋肉が2割も萎縮するといわれていて、下肢の筋委縮が強いといわれている。つまり正しくない。

 

4.の進行しても摂食嚥下機能は保たれる。は廃用症候群では誤嚥性肺炎の症状なども出やすいことからも分かるように、摂食嚥下機能は低下する。つまり正しくない。

 

5.高齢者では高アルブミン血症を認める。は廃用症候群の約9割が低栄養であり、廃用症候群は安静臥床と低栄養の両者による病態と言われている。つまり正しくない。

 

では、次の問題

 

第54回理学療法士国家試験 午前 50問目

午前50問目

身体的フレイルの特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1.疲労感が増す。

2.BMIが増加する。

3.動作が緩慢になる。

4.寝たきり状態である。

5.Barthel Indexのスコアが高くなる。

 

午前 50問目 解説 

この問題は冷静に考えれば解けそうな問題だね。

フレイルについての知識を問われているね。

 

1の疲労感が増すは、フレイルの基準の疲れやすいに当てはまるね。つまり正しい正解。

 

2のBMIが増加するは、フレイルの基準では体重減少が基準となるため当てはまらない。つまり正しくない。

 

3の動作が緩慢になるは、フレイルでは歩行速度の低下の基準があるため、当てはまるね。つまり正しい正解。

 

4の寝たきり状態であるは、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていることから当てはまらない。つまり正しくない。

 

5のBarthel Indexのスコアが高くなるは、フレイルでは生活機能が障害されることから、当てはまらない。つまり正しくない。

 

これにより正解は1と3となります。この問題はみんな出来たのではないかな。

 

ちなみに、身体的フレイルの基準。フリード氏が発表した評価基準です。

・体重減少

・握力低下

・疲労感

・歩行速度の低下

・身体活動量の低下

 

では、次の問題です。

 

第54回理学療法士国家試験 午前 74問目

午前74問目

努力性呼気時に働く筋はどれか。2つ選べ。

 

1.腹直筋

2.横隔膜

3.外肋間筋

4.内肋間筋

5.胸鎖乳突筋

 

午前 74問目 解説 

この問題は、呼吸筋の知識の整理が出来ているかの確認の問題だね。

 

1の腹直筋は、まさに努力性呼気の筋。つまり正解。

 

2の横隔膜は、吸気の筋。当てはまらない。つまり不正解。

 

3の外肋間筋は、吸気の筋。当てはまらない。つまり不正解。

 

4の内肋間筋は、まさに努力性呼気の筋。つまり正解。

 

5の胸鎖乳突筋は、努力性吸気の筋。吸う方の筋。当てはまらない。つまり不正解。

 

このことから、1と4が正解。

呼吸の勉強は難しいけれど、PTになってからも、呼吸リハビリの依頼も多いと思うので学生さんのうちから呼吸に興味を持つことは非常に大切なことだと思うよ。

 

では次の問題です。

 

第54回理学療法士国家試験 午前 90問目

午前90問目

Parkinson病でみられないのはどれか。

 

1.便秘

2.運動失調

3.動作緩慢

4.静止時振戦

5.レム睡眠行動障害

 

午前 90問目 解説 

パーキンソン病の知識を問う問題だね。

 

1の便秘は、自律神経症状です。パーキンソン病ではみられる症状です。この問題ではパーキンソン病でみられないものを選択するため、不正解。

 

2の運動失調は、パーキンソン病ではみられないため、この問題ではパーキンソン病で見られないものを選択するため正解。

パーキンソン病の運動症状では、4大症状がある。①安静時振戦 ②動作緩慢、無動 ③固縮 ④姿勢反射障害。他には、すり足歩行やすくみ足等がある。

 

3の動作緩慢は、上記の4大症状の一つです。パーキンソン病でみられる症状です。この問題ではパーキンソン病で見られないものを選択するため不正解。

 

4の静止時振戦は、安静時振戦と同じ意味合いで使われている単語であると思われるため、上記の4大症状の一つです。パーキンソン病でみられる症状です。この問題ではパーキンソン病で見られないものを選択するため不正解。

 

5のレム睡眠行動障害は、パーキンソン病では、不眠や何度も夜に目が覚めてしまう睡眠障害があります。パーキンソン病でみられる症状です。この問題ではパーキンソン病で見られないものを選択するため不正解。

 

理学療法士になってからパーキンソン病の患者様の担当をさせて頂く機会は多いので知識を深めておくことは大切だと思います。

 

では、ブログを読んでくれてありがとう。また、次回も国家試験を一緒に解いてみよう。

 

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